この記事を要約すると
- りそな銀行での相続手続きは、口座の凍結が先決であり、戸籍の除票などが必要
- 残高証明書が必要な場合は、りそな銀行の窓口で別途申込みが必要。残高証明書の発行には被相続人の死亡時の残高証明が必要であり、手数料もかかる
- 残高証明書の受け取り方法は、店頭受取りと郵送がある
相続手続きに関してわからないことはありませんか。相続手続きの中には銀行解約が必要なケースが多くあります。
この記事ではりそな銀行を解約する際の、具体的な必要書類も案内しているため、事前の準備にお役立ていただけます。
口座の凍結や必要書類、流れ、残高証明書の取得法がわかり、具体的にどのような行動をとるべきかを解説しています。
りそな銀行とは?
りそな銀行は、大和銀行、協和銀行、埼玉銀行が合併して誕生しました。
長年の歴史と実績があり、地域に根ざしたきめ細やかなサービスが特徴です。
個人向けには、預金、ローン、投資信託など、幅広い金融商品を取り扱っており、企業向けには、融資や事業承継など、企業の成長をサポートするサービスを提供しています。
りそな銀行の相続手続きの大まかな流れ
りそな銀行の相続手続きの流れを紹介します。
流れは大まかに4つの段階に分けられます。これらのステップを追って、順を追って解説していきます。
相続が発生したことを申し出る
まずは、りそな銀行に相続が発生したことを連絡し、相続の届出をしましょう。電話などで伝えれば必要書類を郵送してくれます。
書類に必要事項を記入したら、郵送で送って構いません。その際は、被相続人の死亡を証明するための戸籍の除票などの書類を同封して送ってください。
戸籍の除票は、戸籍謄本や戸籍抄本から被相続人の氏名と死亡したことが記載された書類です。この書面がなければ、相続手続きを進められません。
戸籍の除票は、被相続人が戸籍を管理している市区町村役場や法務局で発行されます。相続手続きを行う際には戸籍の除票を事前に取得し、必要書類として用意しておく必要があるため準備しておきましょう。
りそな銀行に相続手続きを連絡した段階で口座の取引が一時停止され、口座が凍結されます。
必要書類の準備
相続に関する依頼書や必要書類を受け取りましょう。りそな銀行から相続に関する依頼書が送られてくる場合もありますが、支店で直接受け取ることもできます。
相続手続きには、以下の2つの方法があります。
・解約払戻
・名義変更
相続の状況に応じてどちらの方法を選ぶか決定し、必要な書類を揃えてください。
相続手続依頼書を提出する
相続に関する依頼書を記入し、署名と捺印を行いましょう。依頼書には、相続財産の承継方法や必要事項を記入します。これには相続人全員の署名と印鑑が必要です。
揃ったら書類をりそな銀行の窓口に提出します。ただし、郵送でも可能なので、遠方で直接出向くことができない方は郵送をお選びいただけます。提出する際には、他に必要な書類や証明書も一緒に提出してください。
相続預金の払戻し完了
相続に関する書類等一式を提出し、審査、払戻・名義変更の手続きを待ちます。
依頼書の提出後、通常は2週間~1ヶ月かかりますが、事案によってはもっと長い時間がかかることもあります。審査が終了し、払戻や名義変更の手続きが完了すると相続手続きは終わります。
以上が、りそな銀行の相続手続きの大まかな流れです。相続が発生した際には、これらの手続きを丁寧に進めることで、スムーズな相続手続きを行うことができるでしょう。
りそな銀行の残高証明書の取得方法
残高証明書が必要になるケース
りそな銀行の相続手続きにおいて、遺産分割協議や相続税申告を行う場合は、被相続人の死亡時の「残高証明書」が必要になる可能性があります。
通常、相続手続きの依頼だけでは残高証明書は発行されません。必要な場合は、別途窓口での申込みが必要です。
残高証明書の発行に関しては、いつの時点の残高証明が必要かが重要です。この場合、「被相続人の死亡した日」のものが必要となります。
残高証明書の発行は、取引店以外の店舗で行うと時間がかかる場合があります。そのため、お急ぎの場合は取引店舗で行うことをおすすめします。場合によっては店頭での即時発行ができないため、余裕を持ってお手続きをしましょう。
ちなみに、残高証明書の発行に必要な書類は、以下の通りです。
- 被相続人・相続人の戸籍謄本、もしくは、法務局の発行した法定相続情報一覧図の写しの認証文付きの書類原本
- 来店する相続人の印鑑証明書及び実印、身分証明書
りそな銀行の相続手続きにおいては、残高証明書の発行に手数料がかかります。1通ごとに756円(税込)が必要になるので、この費用のことも考慮しておきましょう。
残高証明書の受け取り方法
りそな銀行の相続手続きにおける残高証明書の受け取り方法は、残高証明書の発行申込時に選択した方法(店頭or郵送)によって行われます。
店頭受取を選んだ場合は、後日りそな銀行の支店で受け取ることができます。ただし、店頭受取の際には、残高証明書発行手数料の領収証や通帳などの身分証明書が必要になる場合があるので、事前に用意しておきましょう。
一方で、郵送での受け取りを選択した場合、受付日から通常は約7日から10日程度で残高証明書が届くでしょう。ただし、取引内容やその他の要因によっては10日以上かかる場合があるため、余裕を持って手続きを進めてください。
郵送での受け取りの場合、りそな銀行からの案内通知を受け取った後、指定された期間内に郵便物を受け取るよう心がけましょう。
いずれの方法を選択しても、受け取り時には正確な身分証明書や手数料の領収証などが必要な可能性があるため、手続き前に必要な書類や条件を確認しておきましょう。
りそな銀行解約時の注意点
被相続人の口座の取り扱い
相続の手続きを連絡すると同時に、被相続人の口座は、以下のようなお取扱いになります。
原戸籍・改製原戸籍が必要な場合がある
下記3つのどれかに当てはまる場合は、「戸籍簿」が切替わるので、前・後の戸籍謄本が必要となります。
- 本籍地を変更された時
- 結婚や養子縁組のために、別戸籍に編入された時
- 法律による戸籍簿の改製がされた時
戸籍謄本の住所と印鑑証明書の住所が違う場合
戸籍謄本の住所と預金の届出住所、印鑑証明書の住所が異なる場合は、別途書類が必要となります。
お取引店に直接お問い合わせください。
まとめ
銀行解約は思っている以上に期間がかかることや手間がかかるので専門家に相談するのをおすすめします。特に銀行解約が複数ある場合は、かなり手間がかかります。
りそな銀行の預貯金相続手続きのことならあいりんグループにお任せください。
りそな銀行だけでなく他の金融機関も含めて一括して手続きを進めていきます。戸籍や必要書類の収集から解約手続きまで全てをサポートするので、安心してお任せください。
相続手続きについてお困りの方は、ぜひお気軽に無料相談のご予約をお願いいたします。
この記事の監修者
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