今回は公的年金だけで生活する知恵
公的年金だけで生活している人は現在どのくらいいると思いますか?
厚生労働省の調査によると公的年金を受給している世帯のうち、48.4%は公的年金のみで暮らしているという結果が出ています。
これは逆に言えば。約半数の人は公的年金だけでは生活できていないとも言えます。
公的年金だけで生活するには。年金受給額に見合った生活スタイルに変える必要があります。
そのためにはまず支出額を効果的に減らすということが必要になります。
支出額を減らす3つのポイント
この3つをやるとすると、想像以上に大きな出費額を減らすことができると思います。
ではこの 3つは具体的にどういうことなのか順番に説明します。
1.生命保険
そもそも生命保険は一家の大黒柱にもしものことがあった時、残されたご家族が生活に困らないようにするための備えという役割があります。
ちなみに生命保険と言っても正確に言うといくつかの種類がありますが、私がここで言ってるのは一般的によく知られている死亡保険の話になります。
もし定年後すでにお子さんが自立しているという方であれば、この役割はもう必要なくなりますからご自身に生命保険をかける必要性はないということになります。
配偶者さんは遺族年金があるのである程度はこの遺族年金でカバーすることができます。
ただ金額については注意が必要で会社員や公務員などの第2号被保険者だった方が亡くなった場合、自営業者などの第1号被保険者だった方が亡くなった場合では配偶者が受け取る遺族年金の金額が全く違います。
つまりサラリーマンや公務員だった方が亡くなった場合は、基本的に遺族年金はそこそこの金額が出ますが自営業者だった方が亡くなった場合は遺族年金はほとんど期待できないです。
ちなみに生命保険を解約するとどのくらいの金額が浮くと思いますか?
65歳から69歳で払っている保険料が一番高くて、年間で 42万3000円となっています。これは結構な金額です。月にすれば 約3万5000円になります。
ですから生命保険を解約するとこの金額がまるまる節約できるので超お得です。
仮に65歳で保険を解約して80歳で亡くなった場合、節約できる保険料を計算するとざっくりですが約520万円も節約できるわけです
2.医療保険
そもそも日本には公的医療保険制度という社会保険制度があります。この制度、医療保険としてはかなり素晴らしい制度です。
かかった費用の1割負担から3割負担となっています。これは本当にありがたい制度だと思います。
そしてもし手術などで高額な医療費がかかった場合でも高額療養費制度というものがあるので一定額以上の医療費を払わなくて済むという仕組みもあります。
さらに公的介護保険制度もありますので、将来介護が必要になった場合でも自己負担額を低く抑えることができます。
このように日本の公的医療保険制度は、自己負担額を大きく抑える仕組みになっているので公的な制度に頼っていけばわざわざ 民間の医療保険に加入する必要性はそれほど高くないと思います。
3.自動引き落とし
銀行口座から自動引き落としされている金額が結構ありませんか?
でも自動引き落としの場合、請求書が来ないことが多いので知らないうちに無駄なお金を払っている可能性があると思います。
つまり今はもう全然使っていないのに、引き落としだけは ずっと続いていたということです。
例えば何かの会費や月額サービスなど他にもいろいろありました。でもほとんどはすでに使っていない人は多いと思います
仮に月にして1万円でも無駄な引き落としがあれば、年間にすれば 約12万円になりますし、10年経てば 120万円になりますからぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
今回は公的年金だけで生活する知恵をご紹介しました。公的年金のみでは暮らせない方が多いのが日本の現状です。
元気なうちに現状の支出を把握し、無駄な支払いを見直しましょう。
この記事の監修者
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